2017年9月6日水曜日
推薦文をいただきました 『ふぇみん聞き書き集 「めげない女たちの物語」』
ふぇみん婦人民主クラブ(1946年創設)が、70周年を記念し、
戦中戦後を生きた先輩たちの聞き書きをまとめました。
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ふぇみん聞き書き集
「めげない女たちの物語」 -戦後70年、歩み続けて-
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■本書推せんのメッセージ文(アイウエオ順)
生まれ育った場所、境遇、それぞれに違っても、敗戦によってはっきりと目を開き、自分の頭で考え、心で納得できたことに地に足をつけて歩み続けた女性たち。非戦への強い思いと、だれもが安心して暮らせる世にするための粘り強い“おせっかい”。拍手せずにはいられません。
――――――――――――――――――石川逸子さん(詩人)
「こんな女たち」が戦後日本を切り拓いてきた。今のうちに、まだ間に合ううちに…聞いておかなければと聞き書き集ができた。私たちも、後に続けるだろうか? そして次の世代に何を手渡せるだろうか?
――――――――――――――――――上野千鶴子さん(社会学者)
…何かに気づいてしまった女にとって、この社会は決して生きやすいところではない。それでも本書に登場するひとりひとりの女はわたしたちに呼びかける。さあ、深呼吸をしてごらん。そして再びの一歩を踏み出すんだよ、と。
――――――――――――――――――落合恵子さん(作家)
敗戦後を生き抜いた先達の生きざまを、次世代が聞き書きして編まれた、その取組みの姿勢にまず感動です。皆さま方の人生の節々に、そこはかとなく溢れる平和・人権・人間愛のメッセージは、大切な大切な共有財産だと思います。
――――――――――――――――――伍賀偕子さん(元総評オルグ)
何と鮮やかでときめく女たちの語りなのか。声が聴こえる。彩り豊かな風景が広がる。匂いが立つ。闘いの脈動が伝わる。時に息苦しくなり、ふ~っと息をつく。生っちょろい現在の小説なんか目じゃない。戦後史をつくってきた女たちとの道行きはしかし、愉しく面白い。
――――――――――――――――――田中伸尚さん(ノンフィクション作家)
勝つためではなく世界を広げるために闘った彼女たち。女の闘い、かくあるべし!
――――――――――――――――――中山千夏(作家)
戦中をくぐり抜け、戦後全国各地から結集した女たちの粘り強い闘いの歴史。女性差別はもとより、身近な生活・環境問題から原発、戦争、天皇制反対に至る国家権力との対峙は、現代の女性運動のあり方を根底から問い直す!
――――――――――――――――――長谷川 啓さん(女性文学研究者)
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