2007年11月30日金曜日

反戦と抵抗の祭(フェスタ)


■ 反戦と抵抗の祭<フェスタ>2007--生きのびる ■
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12月1日(土)(開場 12:30)13:00-21:00 千駄ヶ谷区民会館
JR原宿駅から徒歩10分 神宮前 1-1-10(資料カンパ500円)
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第1部 ========================================

(1)反グローバリズム13:00~13:45
・反G8
[報告] 成田圭祐(Irregular Rhythm Asylum、NO! G8 Action)×木下茅(NO! G8 Action)
・農と食
[報告] 相川陽一(社会学・農業見習い)と若手農業者×抵抗食の会(仮)
[司会] ペペ長谷川(不安定雇用層)

(2)死刑 14:00~14:30 死刑廃止─わたしの立場
[話し手] 永井迅(統一獄中者組合)

(3)原発 14:40~14:55 国・東京電力のごまかしにだまされないで生き残ろう!
[報告] アツミマサズミ(平和の白いリボン行動東京グループ)

(4)反戦 15:05~15:50
[報告] 外間三枝子(沖縄一坪反戦地主会・関東ブロック)×大西一平(立川自衛隊監視テント村)
[司会]茂木遊(戦争に反対する中野共同行動)


第2部========================================

デモ 16:15~17:40 能書きタラタラこくのにうんざりしてるんだったらオモテに出ればいいじゃない。
【進路】 千駄ヶ谷区民会館前→明治通り→青山通り→表参道→原宿駅前→千駄ヶ谷区民会館前
http://maps.google.co.jp/maps/ms?client=firefox-a&channel=s&hl=ja&ie=UTF8&om=1&msa=0&msid=113693097359521632284.00043f0e9b07557bbccee&ll=35.670284,139.709187&spn=0.008367,0.013733&z=16&source=embed
【バンド】 The Happening, Voco Protesta, aiena, 赤い疑惑 他(予定・順不同)
【DJ】 meenie(エスコーラ・ヂ・サラヴァ・オベヤ), mixnoise, ∞+∞+∞= 他(予定・順不同)

第3部========================================

労働スピークアウト18:00~18:45
[報告] 日雇い派遣現場で働く仲間+関根秀一郎(派遣ユニオン)
[司会] 梶屋大輔(グッドウィルユニオン委員長)

プレカリ討論 19:00~20:30 「戦争は貧者を求める。貧者は戦争を求めるか」
[提起] 赤木智弘(フリーター、双風舎『若者を見殺しにする国』)×海妻径子(岩手大教員、作品社『近代日本の父性論とジェンダー・ポリティクス』)×植本展弘(賃金労働者、『アナキズム』誌編集委員)
[司会] 雨宮処凛(作家)、山口素明(フリーター全般労働組合)


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主催:反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉2007実行委員会
連絡: 東京都新宿区新宿1-30-12-302 新宿事務所気付
TEL: 070-5587-3802 E-mail: war_resisters_fes@yahoo.co.jp
http://a.sanpal.co.jp/r-festa/ http://blog.livedoor.jp/r_festa/

労働契約法新設!その問題点

11月28日の参議院本会議で、労働契約法が賛成多数で可決されました。
賛成220、反対15。反対票を投じたのは社民党、共産党のほかに、糸数慶子議員、川田龍平議員、田中康夫議員でした。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/frameset/fset_b04_01.htm

同日、最低賃金法改正案も可決されました。
上記の2つと「労働基準法改正案」をまとめて「労働三法」として同時に審議されていましたが「労基法改正案」は継続審議となっています。


さて、労働契約法の問題ですが。
「ふぇみん」2007年5月15日号に詳しく載せています。

働くうえでの細々としたルールは就業規則です。始業時間の規定とか、有給が何日とか、各種休暇についての規定とか。ま、この就業規則自体、見せてもらえていない労働者が多いのですが。(でも見せてくれ!といえば見せてくれます。というか、いつでも閲覧できる場所にあるべきものなのです)

就業規則は使用者側が作成するものですが、労働者そのルールに不服だと思えば、使用者側と話しあって交渉して、その合意したものを優先してきたのです。で、そこでどうしても合意できない場合は、労働者が裁判を起こして解決をはかります(でも裁判を起こすのは膨大なエネルギーが必要で誰でもできるものではないですね、だから泣き寝入りしている労働者がほとんどでしょう)。


今回、新しく作られた「労働契約法」は、職場の就業規則を「労働契約」とする、という法律。
使用者側がつくったルールを、彼らが「これは合理的なルールだ!」と判断し、そしてそのルールを労働者に“お知らせ”(周知)すれば、オールOK。「このルールが気に入らないなら辞めてもらって結構ですよ」なんて言われかねない。
この法律には「労使対等」という、あまりにばかばかしい前提がある。
使用者と労働者の権力関係をあまりにも無視したこの法律。権力を持つものが「これがルールですから」と言えば、労働者はイエスというしかないじゃないか。


また、使用者側が働くルールを変更したいとき、それを彼らが「合理的」だと判断すれば、労働者がたとえ不満であっても一方的に変えることができる。
労働組合や、労働者代表(使用者側に都合のいい“労働者代表”を置いている会社もあるしね)と協議の場があったとしても、その変更にノーを言っても、そんなのお構いなしにルールは変更できてしまう。
労働条件の切り下げがいとも簡単にされてしまって、「受け入れるか、辞めるか」の二者択一を迫られることになりかねません。

この法律、「最近、労使間の紛争が増えてるから新しい解決システムがいるよー、いちいち面倒なんだもーん」という
、財界の強力な要請があってのことなんです。
与党が出してきた法案に、民主党は対案をすぐ引っ込め、いそいそと修正協議に乗りだし、あっという間に可決。なにが「ねじれ国会」だ。


この法律の「毒」を、ACW2が解説しています。
http://acw2.org/news?id=175





2007年11月14日水曜日

反貧困たすけあいネットワーク 発足イベント



もやいと首都圏青年ユニオンが中心となり「反貧困たすけあいネットワーク」を発足させる。
会費は月300円。
半年以上の入会を条件に、病気で1日1000円、10日で1万円を支給、 生活困窮時に1万円の無利子貸付。
労働と生活のお役立ちメルマガも発行予定。 労働相談・生活相談のエキスパートによる相談や 若年ワーキング・プアの居場所作りを目的としている。
http://tasukeai-net.blogspot.com/



反貧困たすけあいネットワーク 発足イベント
~私たちにパンと誇りを!~
反貧困助け合いネットワーク Launch Party
生きづらいのは自分のせいではない。働いても食うに食えない若者たちが、自分たちの手で状況を切り開くための助け合いプロジェクト「反貧困助け合いネットワーク」の発足イベント、それが「Bread and Roses」。
話題の書「貧困襲来」でシーンを震撼させた湯浅誠から、首都圏青年ユニオンの河添誠、NPO、ジャーナリスト、そして政治家までが結集。
今、ワーキングプアの逆襲が始まる!


日時:11月22日(木)18:00~22:00

場所:SUPER DELUX(スーパーデラックス)
    106-0031東京都 港区 西麻布3.1.25 B1F
    TEL:03-5412-0515

入場料金:
年収300万円未満 500円
年収300万円以上600万円未満 1,000円
年収600万円以上 2,000円


「反貧困たすけあいネットワーク」とは
① サラ金・日雇い派遣情報ではなく・・・・・生きるうえで役立つ労働・生活の情報を携帯配信するメルマガの発信
② 自分たちの手で生きられる条件を・・・・休業補償・無利子貸付のための助け合いシステムの発足
③ いつでも、どんなことでも・・・・・・・・・・・・残業代未払い、不当解雇、生活保護、借金(多重債務)、なんでも相談、解決する。
④ だべろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まったりと集う若者カフェの開催


2007年11月13日火曜日

クィア学会



ふぇみん2007年11月15日号にて「クィア学会」設立大会の記事を掲載しています。
(見本紙が必要な方はふぇみんまでご一報を)




設立呼びかけ人の清水晶子さんのインタビューが「デルタG」に載っています。
http://www.delta-g.org/news/2007/11/post-17.html


クィア学会のウェブサイト
http://queerjp.org/

2007年11月2日金曜日

KIの映画評 vol.13

子どもが主人公の映画ってその周辺のおとながどう描かれるかが重要だったりする。子どもが脇役でないことで、むしろ周辺のおとなたちが魅力的で際立つ存在に見えることがある。(KI)

■『ミルコの光』★★★★☆
 
 1971年イタリア、トスカーナ。10歳の少年ミルコは事故で両眼の視力を失ってしまう。
当時のイタリアでは盲目の子どもは、通常の教育を受けられず、両親と離れ、全寮制の男子だけの盲学校に転校させられる。そこで偶然彼が手に入れた1台の古いテープレコーダー、その機械を通して知る音との出会い、彼はみずみずしい感性で周辺の音を集め始める。

 この映画は、現在イタリア映画界の第一線で活躍するサウンドデザイナー、ミルコ・メンカッチをモデルにした実話。70年代初頭の自由を求める運動が大き なうねりを見せていたイタリアの社会の中で、視覚障害者に対する保守的な思い込みを乗り越えようとする主人公ミルコとその周辺のおとなたちが魅力的に描か れる。
 『ニュー・シネマ・パラダイス』や『ライフ・イズ・ビューティフル』につらなるイタリア映画らしい、いい映画だ
。舞台となる盲学校の生徒を演じるのは、 イタリア全土で行われたオーディションで選ばれた演技未経験の少年たち。目の見えない子、見える子ほぼ同数ずつキャスティングされ、撮影前のトレーニング 合宿では見えない子どもたちが見える子どもたちに、視覚に頼らずに外の世界を感じる術を教えたという。
 ちなみにミルコ・メンカッチは最近日本でも公開された1960年代から現代にいたる青春群像を描いた長編映画『輝ける青春』の音楽も手がけている。



■ 『この道は母へとつづく』★★★☆☆
 極寒の凍てつくロシアの大地、見渡す限り雪に囲まれたフィンランドとの国境近くの孤児院、映画はそこに遠くイタリアから一組の夫妻がやってくるところから始まる。
 映画の舞台となる2000年当時のロシアは、銀行や金融の破綻により、都会の通りにはホームレスの子どもたちがあふれ、その日一日生きのびるために路上 で働いていた。田舎の貧しい孤児院でアル中の院長と暮らす子どもたちにとって、その劣悪な環境から抜け出す唯一の方法は、裕福な養父母に引き取られていく ことだった。必死な目で養父母を迎える子どもたちと、院長とお金のやりとりをする仲買業者、べたべたした感傷を排した映像が胸を打つ
 イタリアの夫妻に選ばれたワーニャは、引き取られていく前に一人で本当のお母さんに会いに行くという無謀な計画をたてる。彼は自分に関する資料を読むために隠れて字を覚え、そして孤児院を抜け出し、冒険の旅へと…。
 ワーニャの周辺の人間たち、絶望し、開き直ってその日を暮らすおとなたちが、一途なワーニャの思いに引き込まれていく。映画の中で、束の間ワーニャに関 わるおとなたちのその表情やしぐさに彼らの重い日常、人生が見て取れる。そしてワーニャは最後にお母さんに会えるのだろうか。ロシアで実際にあったお話。