本日、川内原発が再稼働されました。
ふぇみんでは、「川内原発再稼働の撤回を求める声明」を、内閣府、原子力規制庁、九州電力に送りました。
*************************************
川内原発再稼働の撤回を求める声明
ふぇみん婦人民主クラブ
共同代表 設楽ヨシ子 坪田康子
私たちふぇみん婦人民主クラブは、1946年に結成された全国組織の女性団体です。平和の追求、女性問題や人権、脱原発、環境保護などの問題に取り組んでいます。
2011年3月の福島原発の重大事故により、原発の安全神話は完全に崩壊しました。そして原発が停止してから1年11ヶ月となります。昨年の暑い夏に続き、今年の夏も暑い夏になっております。この暑い夏に電力不足による停電は一度もありませんでした。市民、企業が省エネルギーやエネルギーの効率化を進め、自然エネルギーの活用などの努力の結果です。
福島では事故から4年以上が過ぎた今も11万の人々が避難を余儀なくされています。福島第一原発の廃炉への見通しはたっていません。放射能汚染水も増え続けています。事故での放射能汚染物質の最終処分場の見通しもたっていません。また使用済み核燃料の問題も置き去りにされたままです。住民の避難計画の問題も指摘されています。課題が山積みのまま、原子力規制委員会は世界最高水準の新規制基準を達成したと言っていますが、世界有数の地震、火山災害の国である日本では原発の稼働は許されません。
私たちは九州電力川内原発1号炉の再稼働を決して認めることはできません。
政府、九州電力、原子力規制庁はただちに九州電力川内原発1号炉の再稼働を止めるよう強く訴えます。
2015年8月11日
***********************************