2012年11月22日木曜日

年末恒例 “ふぇみんのバザー” を行います

おしらせとお願い
 

☆★ 年末恒例“ふぇみんのバザー”を行います ★☆



毎年年末に行っているふぇみんのバザー。
今年は12月2日(日)に東京・千駄ヶ谷区民会館(JR原宿駅)で
行います。

売り上げはふぇみん婦人民主クラブの活動の助けになります。

当日お越しいただくのはもちろん大歓迎ですが、その前に必要なのは
バザーの品物(ご厚意品)を集めること!
今年は11月29日まで募っています。

押し入れの中で眠っている衣類、食器棚の隅に追いやられたり、
物置にいれっぱなしの食器や雑貨などのお宝に、日の光をあてて
あげましょう!
三連休に「トキメキ片づけ」をしませんか?

そして、バザー当日はあなただけの“掘り出し物”を見つけて
みませんか?

皆様からのご厚意と、ご来場をお待ちしています。


<品物提供のお願い>
日用品、衣類、アクセサリーで新品同様のもの。
衣類は新品かクリーニング済みのものをお願いします。

本、食品、電化製品、男性用スーツはご遠慮ください。

送り先は、ふぇみん婦人民主クラブまで。
150-0001 東京都渋谷区神宮前3-31-18-301
電話 03(3402)3244
送り伝票に「バザー品」とご記入いただき、送料はご負担ください。


<バザーのご案内>
日時 12月2日(日)11時半~15時
場所 東京・千駄ヶ谷区民会館(JR原宿駅)
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_sendagaya.html

・喫茶、食堂コーナーあり。
・カレンダー、書籍販売も。
・ベトナムグッズ、東北支援グッズ、米ぬかカイロ、脱原発Tシャツも
あります。

核兵器の非合法化をめぐる外務省との意見交換

10月、国連での核兵器の非合法化に努力を強化する35カ国声明に拒否をした日本。
「日本の安全保障政策と相容れない」ということでしたが、「被ばく国」としてこれまで国連に
核廃絶のための決議案などを提案している日本がなぜ、反対?!
国内の被ばく者を中心に、驚きと怒りの声が広がりました。

そして、11月21日(水)、外務省と、核廃絶NGO連絡会(ふぇみんも参加)との
意見交換会が開かれました。


                ↑外務省側参加者
                ↑
               風間直樹大臣政務官(左)と、吉田謙介軍備管理軍縮課長(右)

風間政務官は、「ヒロシマ・ナガサキの惨禍をくり返してはならない。問題はどういう手段で、惨禍をくり返さないようにするか。それには、核の非合法化と核抑止という二つのアプローチがあるが、我が国の場合、アメリカによる核抑止に頼るという手段が一般的だ」と 発言。

世界の核軍縮をリードするどころか、アメリカの核抑止に頼るという姿勢を明確に打ち出しました。

詳細は、核廃絶NGO連絡会連絡会のウェブにあります。http://nuclearabolitionjpn.wordpress.com/2012/11/22/mofaroundtable_report20121121/

私たちは、日本のこのような態度に対し、引き続き問題提起をしていくとともに、総選挙後の政権が
この外務省の態度にどのような影響を与えるのか注視していきます。



                NGO側参加者。田中煕巳さん(日本原水爆被害者団体協議会)、田崎                昇さん(核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会)、森瀧春子さん(核                兵器廃絶をめざすヒロシマの会)らが参加

2012年11月16日金曜日

グアテマラ先住民族女性、アリシア・ラミレスさん

11月12日、グアテマラ戦時下性暴力スピーキングツアーで来日している、マヤ先住民族女性、アリシア・ラミレスさんの講演を聞きました(@横浜 主催 WE21ジャパンほか)。


私、写真下手ですね・・・もっとにこやかでステキな人です。

グアテマラは、1996年末に集結した、30余年にわたる内戦で、虐殺、誘拐、拷問、女性への性暴力が行われました。その数は、国連の真相究明委員会でも明らかにならないほどで、「ゲリラ掃討」という名の下に、農村の人々が虐殺され、440の村が消えてしまったと言います。
そして、凄惨な女性の性奴隷化、性暴力の被害者のほとんどは、マヤの先住民女性でした。

2000年に行われた女性国際戦犯法廷に、「現代紛争下の女性への性暴力」というテーマで、
ヨランダ・アギラルさんが、グアテマラの内戦下での性暴力を告発したのを機に、帰国後、ヨランダさんは被害を受けた女性たちのエンパワーメント とメンタルヘルスを組み合わせたプログラム「戦時性暴力の被害者から変革の主体へ」をスタート。その後は、110人の女性が参加する「沈黙を破る女性たち」プロジェクトへと発展。同プロジェクトは、被害女性の視点からの歴史的記憶の回復と正義の追求を通して、自己回復とエンパワーのプロセスを進め、自身や共同体、社会を変革する主体となれることを目指しているとのこと。

さらに、女性たちは、2010年3月には民衆法廷を首都で開催し、昨年9月には15人の女性が加害者の処罰を求めて裁判所に告訴したのでした。

来日したアリシアさんは、今36歳。「沈黙を破る女性たち」プロジェクトを運営する3団体の一つで、被害女性に同行サポートなどしています。
自分自身は、内戦で性暴力に遭うなどしていないが、両親とともに死体の山を踏んで逃げたのを憶えていて、その後、1人のマヤ女性としての自分を考えたときに、多くのマヤ女性が被害に遭った内戦時の性暴力の問題にいきあたったとのことでした。

民衆法廷、加害者処罰のための告訴・・・と、どれだけの勇気と痛みとエネルギーがいるだろうと
思うけれど、アリシアさんは「私もこういうことを話すと泣きたくなるのを必死にこらえている。被害者の女性たちは、『生きているうちに正義の裁きを』と訴え、証言を終えると満足そうにしているが、その途中は辛いのだ。自分を責めたり、病気になったり、いろいろな長い道のりがあった」と言う。

告訴した女性の1人は、がんを患っていますが、「自分たちの身におこったことは自分たちのせいではないことを知ってもらいたい。どんな女性もどんな女の子も性暴力の被害に遭ってほしくない」と言っているそうです。

しかし、現在、内戦が集結したといっても、まだまだグアテマラの治安は不安定だとか。
さらに、最近では、大規模開発のための強制立ち退きの過程で、女性への性暴力が頻発している
とのこと。

アリシアさんは、今も続く性暴力の被害女性へのサポートとともに、内戦で何がおこったか知らない
若い世代へ伝える活動もしているそうです。

アリシアさんは私の同世代。彼女の痛み、感情を通じて、グアテマラの女性たちの経験がより
身近に感じたのでした。
(編集部・登)

東京都知事選は、宇都宮けんじさんが立候補!

途中で都政をホッポリ投げた石原慎太郎前知事のおかげで、東京都知事選が行われることになりました。
首長という地位にありながら頻繁に繰り出す差別発言(「三国人」発言、「ババア」発言、重度心身障害の人に「人格あるのかね」発言)、損失抱える新銀行東京、みんなで夢をみよう?東京オリンピック、女性財団の廃止・・・!あげたらキリがありません・・・

こんな中、反貧困の活動で知られる宇都宮けんじさんが立候補。11月9日、その記者会見に行ってきました!
「宇都宮けんじさんとともに、人にやさしい東京を」
この当たり前の(だといいのだが)スローガンが、胸にしみます・・・

福島第1原発事故を受け、原発からの電気の最大の需要地である東京から、脱原発を考えるとのこと。また、東京都で、石原都政下、貧困の格差が広がっており、孤立死も多く、就学援助もこの
14年で1.5倍の利用。本来東京都は比較的財政が豊かなのだから、貧困問題に取り組めるはずとのことでした。
また、石原都政下で行われた学校現場での、日の丸君が代強制の問題は、「一番の被害者は、管理・統制される先生に教わる子どもたち」だと断言。子どもたちが自分の頭え考え、民主主義の担い手を育てるのが教育だと訴えました。

築地市場移転問題、新銀行東京など、石原都政のツケは大きいですが、その都度都民の声を聞いていきたいとのことでした。


自民党憲法草案が通るとどうなるか・・・

日付がアップされた順とは前後しますが・・・11月2日に、東京・日比谷図書館コンベンションホールで、「11.2秋の憲法集会」がありました。


おなじみ、寿【kotobuki】によるライブから始まった。いつ聞いてもナビィの歌声は温かく、大きい!

講師は、憲法学者で一橋大学名誉教授、山内敏弘さん。タイトルは「自民党などの改憲草案を批判する」。


衆議院が解散し、来月には総選挙。自民党が政権奪還?!という、ホラーのような憶測がなされていますが、自民党 の悲願の「日本国憲法改正草案」(2012年4月発表)の中身って知っていますか?
なんとなーく、集団的自営権とか言っちゃって、アメリカと戦争したいんだろうな~、とか、国民の義務とか強化したいんだろうなあ、美しい国土(放射能汚染させたのはどこの誰?)とか言いたいんだろうなーと思っていましたが、実際に発表された規定を見ると、背中がゾワゾワします!

国民主権の現憲法が、前文で「日本国は、天皇を戴く国家」になり、1条で「天皇は、日本国の元首」となります。集団的自衛権は当たり前。「日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守」らねばらなず、人権は「公益及び公の秩序」で制限されます。

繰り返しになりますが、そんな愛すべき郷土を今、16万人の人が離れざるを得ない状況を創り出した張本人は、自民党です。

さらに、石原慎太郎の「憲法破棄論」にいたっては、憲法手続きをすっ飛ばし、クーデターでも起こすのかという内容・・・。

詳細記事はは、ふぇみん12/5号をご覧下さい!

2012年11月15日木曜日

福島原発告訴団、本日第二次告訴しました

11月15日、福島原発告訴団第二次告訴をした。

13時に福島地方検察庁に告訴・告発状を提出。
(以下、同日の司法記者クラブの発表から)


告訴告発人は全国で13262人。北海道から沖縄の全都道府県から
告訴告発をした人が出、そのほか海外からも19人が参加。

大賀あや子さん、向井雪子さんと代理人の河合弘之さんの3名が
東京で記者会見を行った。

被告訴人は、原子力安全保安院の寺坂信昭ほか、原子力安全委員会の
斑目春樹ほか、放射線専門医の山下俊一ら合計33人。

罪名は業務上過失致死傷、公害罪、激発物破裂罪。

大賀さんが読み上げたある告訴人の陳述書では、子どもと夫と自主避難した
家族の苦悩がにじみ出ている。夫が仕事の都合で福島に戻らざるを得ず、
子どもと避難先で暮らすが、子どもたちの心が壊れていき、泣きながら
生活した様子、これから子どもたちの将来にどんな影響が及んでいく
のか、不安でならない、という。

河合弁護士は、「これだけの人数の告訴を地検は重く受け止めてほしい」
「津波対策を怠ったことは、国策ぐるみの手抜き対策だった。これを
捜査するには検察は『分厚い』捜査をしなければならない」などと語った。

検察は、福島地検と東京地検の合同捜査になるという。
しっかり調べて、この福島原発の爆発による被害を引き起こした
責任者の処罰をしてほしい。




2012年11月14日水曜日

平和構築について、シンポジウムのご案内


他団体からのお知らせがあったので、ブログでも紹介します。

主催のジュマ・ネットは、バングラデシュ、チッタゴン丘陵地帯の紛争解決と
平和促進のために、関心のある有志や団体が集まり設立されたグループです。


■■■ご案内■■■
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11/17(土) 14:00~17:00 シンポジウム
これからの平和構築 「なぜかかわるのか、どうかかわるのか、誰と協働するのか」
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アムネスティ・インターナショナルより、マドゥ・マルホトラさんをお迎えし、人権と
ジェンダーの観点から、世界各地の紛争地における平和構築の重要性をお話し
頂きます。
ひとりひとりの安全と人権は、国家が守ってくれると私たちは考えていますが、
国家の存在そのものが平和を脅かすとき・・・。国家が侵す人権侵害にNGOはじめ、
日本の市民社会は、どのように関わることができるのでしょうか。
このシンポジウムでは、様々な国における紛争問題に再注目し、日本のODAが
これまで果たしてきた平和構築の成果をふまえつつ、国連・国家・市民社会それ
ぞれの役割と協働のあり方を探ります。
シンポジウムご案内

◆基調講演:トランスナショナルに平和を考える視座
 ・マドゥ・マルホトラ氏 (アムネスティ・インターナショナル ジェンダープログラム担当)

◆パネルディスカッション:これからの平和構築「なぜかかわるのか、

                       どうかかわるのか、誰と協働するのか」
 ・石井正子氏(大阪大学大学院人間科学研究科 准教授)
 ・長谷部貴俊氏(日本国際ボランティアセンター事務局長)
 ・阿部俊哉氏(JICA経済基盤開発部 ジェンダー平等・貧困削減推進室副室長)

■日時:11月17日(土)14時~17時 (開場:13:30~)
■場所: JICA研究所(市ヶ谷) 2階 国際会議場
■参加費:1,000円(学生500円)
■定員:70名
■お申込み・お問い合わせ:ジュマ・ネット事務局
 Email:jummanet@gmail.com
  Tel・Fax:03-3831-1072

■■■パーティへのお誘い■■■
シンポジウム終了後の17:40より、ジュマ・ネット10周年パーティを開催します。
気軽な懇親会ですので、ぜひご参加ください!
 ・参加費:3,000円(学生 2,000円)
 ・場所:JICA研究所内レストラン


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■マドゥさんに聞く 「紛争」と「ジェンダー」
 11月18日(日) 14:00~16:30 (東京都台東区)
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11月16日~20日に来日されるマドゥ・マルホトラさん(英国アムネスティ・
インターナショナルジェンダープログラム責任者)を囲んで、世界各地の
「紛争」と「ジェンダー」について、考えてみませんか。
紛争地の女性がどのような危険にさらされていて、どのような苦しみを
抱えているのか。そしていま、世界の女性たちはどう変わろうとしているのか。
私たちが気づかなければならないことは何か。
日曜日の午後のひととき、バングラデシュのトゥルシ茶を飲みながら、
マドゥさんと一緒 にゆっくりお話ししましょう!

■日時:11月18日(日) 14時~16時30分
■場所:ジュマ・ネット事務所
 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F
■使用言語:英語(逐次通訳がつきます)
■参加費:500円(バングラデシュのトゥルシ茶付き)
■定員:20名
■お申込み・お問合せ
 ジュマ・ネット事務局(担当:青山)
 Email:jummanet@gmail.com
  Tel/Fax:03-3831-1072
■ジュマ・ネット事務所→地図
詳細はコチラ

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2012年11月8日木曜日

ドキュメンタリー映画『長良川ド根性』を見て



ドキュメンタリー映画 『長良川ド根性』


長良川河口堰をご存じだろうか。
建設反対の署名をした人も多いかも知れない。

河口堰が完成してから16年。
最後まで建設に反対した三重県桑名市の赤須賀漁協の漁民たちを主人公にした映画「長良川ド根性」ができた
かつて年間3000トンもの水揚げをあげていた桑名のハマグリは河口堰の建設により減少の一途をたどり、1トンまで落ち込んだ。中流域では、河口堰の建設によって川底に砂が堆積し、あゆは全く獲れなくなり、春先のサクラマスも何日も網をかけてようやく1匹という状態だ。

赤須賀漁協は「中京圏の21世紀の未来を阻害している」とまで言われながら最後まで反対運動を闘い、建設後は生き残るために、人工干潟を作らせ、ハマグリの養殖などに取り組んだ。10年をかけて養殖は軌道にのり、ようやく100トンまで回復している。

こうした努力の実る中、20代、30代の若手漁師も増えた。
彼らは赤須賀の貝をブランド化しようと、ラベルを作り、ハマグリを使った丼を試作する。また、学校給食に使ってもらおうと、調理師の勉強会にも出かけシジミの料理法を披露する。山村の子ども達を招待して干潟で潮干狩りをする取り組みも続いている。

護岸工事の説明に漁協を訪れた国土交通省の役人との和気あいあいとした説明会が終わると、秋田組合長は「漁場を残すためなら悪魔とも手を組むわ」と言って笑う。

ところが、2011年、大村愛知県知事が当選すると、一転して河口堰の開門を政策に掲げた。県が設定したヒアリングで、赤須賀漁協の秋田組合長は、「河口堰は必要と言われ、(漁協は)東海3県の悪人として決着された。洪水対策や水の供給に役だっているというのを心の慰めにしてきた。
今ごろになっていらなかったと言うなら、掘り上げた何万トンの砂を元に戻せ」「ヒアリングなら、建設を推進した県や名古屋市に聞け」と言って席を立つ。政策に翻弄されながら生き残るべく生きる人々を描く。
制作は東海テレビ。
(編集部・い)


映画の紹介は、こちらにも。