2013年4月2日火曜日

◆ふぇみん編集部 雑感◆



ふぇみん編集部は、今年の3月11日前後で、岩手県宮古市から釜石を
経由して、陸前高田市、宮城県の唐桑をめぐる取材の旅をおこないました。

その取材の成果は本紙4月5日号をご覧いただきたい。
宮古市重茂、陸前高田、唐桑のルポを掲載しています。

そして、記事にはしきれなかった編集部Iの雑感を、写真とともにご紹介
します。

なお、3本目は飯舘放射能エコロジー研究会による現地調査に同行した
ときのものです。

★その1★
がれきは片付けられていたが、いまだ建物が建つ気配のないところに
目立ったのがプレハブのコンビニ。さすがチェーン店の資本力と対応。
都会でもコンビニの客層は若者から高齢者へとシフトしていると聞く。
ここでも地域の店となっているのかとも思うが、元々の小さな店は
どうなるだろう。



★その2★
左右から津波に襲われてあとかたもない地域にポツンと建つ小さな
コンテナハウスが作業所兼事務所。梅村マルティナさんがプロデュース、
仮設居住の子どものいる女性たちが就労、ドイツ製のオパールという
きれいな色づかいの毛糸で靴下や腹巻帽子をつくる。余り毛糸で
つくったタコがかわいいが、2年めを迎え、製作を続けるのかを含め、
今後の活動を議論中だという。気仙沼での出会い。


手前が製品。腹巻き帽子とはいうけど、ネックウォーマーになる。


これが毛糸。



★その3★

福島駅からほど近い商店街に昨年末開店した「かーちゃん農園わいわい」
に寄ってみた。飯舘、川内などからの避難者の女性たちが作った、
販売所とレストラン。おにぎり弁当300円、定食弁当500円。レストランの
定食はコーヒーもついて850円。漬物や野菜など生産物も並ぶ。
丁寧に作られていておいしかった。牛乳入り味噌汁が抜群。

お店様の様子

定食はこんなかんじ

♪おしらせ♪ 「7頭のラクダと一人砂漠に生きる遊牧民女性と暮らして」



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写真家・常見藤代さんスライド&トークのご案内

「7頭のラクダと一人砂漠に生きる遊牧民女性と暮らして」

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ふぇみんの1面写真でおなじみの常見藤代さんが、
  著書『女ノマド、一人砂漠に生きる』を出版されました。

この機会に、著書にまつわるお話などをうかがうイベントを
企画しました。
ご参加をお待ちしています。


日時◆2013年4月23日(火)
   18時45分(18時15分開場)

場所◆東京・渋谷消費者センター2階会議室
   (JR、地下鉄渋谷駅徒歩5分)

参加費◆800円

主催◆ふぇみん婦人民主クラブ

連絡先◆tel:03(3402)3238、eメール:femin@mvi.biglobe.ne.jp


♪内容
「それは私がきめることじゃない。神さまだけが知っていることさ」
  「今は男も女も変わった。定住地で暮らしてからさ」
     ―サイーダ・スリマン

高校生の時に見た一冊の遊牧民の写真集を見てからというもの、
遊牧民に憧れ続けた常見藤代さん。一人で遊牧民社会に飛び込み、
そこで一人の遊牧民女性、サイーダさんに出会います。
140センチの身体で7頭のラクダと共に、一人砂漠に生きる
サイーダさん。常見さんはサイーダさんと遊牧生活を共にすることに。
そしてサイーダさんとの暮らしや他の遊牧民女性との交流との様子が
一冊の本『女ノマド、一人砂漠に生きる』(集英社)になりました。
常見さんをお迎えし、臨場感あふれる写真とともにサイーダさんとの
暮らしや哲学はもちろん、遊牧民女性のヴェールの下の本音を
お聞きしたいと思います。


♪常見藤代(つねみ・ふじよ)さん
ノンフィクション写真作家。上智大学卒業。2003年から、エジプトの
砂漠で一人で暮らすベドウィン女性サイーダと生活をともにする。
2006 年、新宿コ ニカミノルタギャラリーにてサイーダの写真展を行い、
その後も各地で写真展、講演会を開催。
2012年第19回旅の文化研究奨励賞受賞。
常見藤代さん写真ブログ http://fujiyo.cocolog-nifty.com/




2013年4月1日月曜日

高校無償化の「朝鮮学校はずしにNO!」集会

ふぇみんも賛同団体になっている、
「朝鮮学校に『高校無償化』適用を!」
「朝鮮学校はずしにNO!」
「すべての子どもたちに学ぶ権利を!」
集会が、3月31日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた。

寒空の元、4000人以上が参集し、会場は一杯になり、みんなで
日比谷から数寄屋橋、東京駅方面にデモをおこなった。






高校生たち、保護者たち、サポーターも大勢!


発表された「朝鮮学校はずしにNO!すべての子どもたちに学ぶ権利を!3・31全国集会/集会アピール・私たの決意」 はこれ ↓


 http://www.peace-forum.com/seimei/130331.html 

 案じていたが、会場でもデモの途上でも、在特会や右翼団体からの口汚いののしりが
目立った。
高校生だけでなく、もっと若い人たちも参加するなか、彼らがこんな罵声にどう思うのか、
気持ちがざわつく。

見通しの明るくない中、今後も諦めない運動を続けたい。




(編集部・さ)