2012年7月31日火曜日

岩国に行きました 2012年7月23日

岩国に行ってきた。


7月23日、オスプレイ陸揚げ・配備に抗議する岩国現地行動が行われることになり、急遽、行くことにした。防衛省から岩国市に到着の予定通告が入ったものの、時間などは明らかにされず、行動の最終決定が実行委員会で行われたのは、19日夜。23日朝、基地岸壁に接岸、陸揚げが行われると見て、当日7時から阻止・抗議行動が、基地と門前川を挟む対岸の河口地域の堤防で行われることになった。岩国基地は門前川と今津川の河口地帯の三角州のほぼ全部を占めている。

行動の呼びかけは、空母艦載機移転に反対し、岩国市の住民投票に取り組んできた「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」、愛宕山への米軍住宅建設に反対する地元住民のグループ「愛宕山を守る会」、岩国基地の爆音に対する「岩国爆音訴訟の会」、「ピースリンク広島・呉・岩国」などの市民団体。



前日22日、岩国に到着。この日に市役所前で開かれた市民集会には間に合わなかったが、新聞によれば1000人規模の集会になったとか。

夜、愛宕山を守る会の岡村さんに連絡すると、「グリーン・リッジ」の入港が早まったので、行動も未明から、4時半に船溜まりに集合してゴムボートに乗ることになり、迎えに行けないから自力で来てと言われた。頑張って起きるので私も乗せてくださいと言うと、もう満員と言われて断念。結局6時8分の始発列車に乗って、南岩国駅から現地に行くことにした。



当日は朝から晴れ。ハス畑の間を通って堤防に着くと、オスプレイを積んだ民間輸送船「グリーン・リッジ」(3万2,326トン)は5時半ころに接岸したとのことで、その巨大な船体が逆光にかすんで見える。大きい。しかし、基地の堤防に高さがあって、陸揚げの様子などを見ることは出来ない。



ハス畑。右手にみえるのは米軍住宅予定地・愛宕山。

岩国基地では沖合滑走路を建設した際に、港を5m浚渫し、大型艦船が接岸できるようにしていた。岩国基地は着々と強化されている。辺野古新基地計画にも大型港湾施設が建設されるとされており、ここは先行事例ではないだろうかと思う。




朝もやのグリーンリッジ



基地対岸の堤防には手前にJR西日本などの旗を立てた労働団体、堤防の先端に「愛宕山に米軍住宅はいりません」の黄色い旗を持った愛宕山を守る会などの市民が陣取る。周りにはテレビ局、新聞社、通信社などたくさんのマスコミが集まっている。

6時半ころ「来るな!オスプレイ」の横断幕を掲げてゴムボートやカヤックが海上を走る。沖合には海上保安庁の船が浮かび、グリーン・リッジには容易に近づくことはできない。堤防から「オスプレイは来るな!」「持ってかえれ!」「オスプレイは飛ぶな!」と間断なくシュプレヒコールが続く。




対岸の堤防からシュプレヒコール





ゴムボートに乗って抗議行動



8時をしばらく過ぎたころ、愛宕山を守る会の人にNHKのアナウンサーが「8時6分に1機目が陸揚げされたそうですが・・」とマイクを向ける。どうして分かったんですか?と聞くと、他にカメラがあるんで、という。そういえば空にはヘリコプターが何機か飛んでいた。

8時半に労組が引き上げ、市民も午後の集会の為のテントなどを設営し終わると一旦解散。車に乗せてもらって船溜まりに寄り、海上行動組の皆さんと会う。

午後の行動は1時から、同じ堤防で抗議とアピール、人間の鎖。

今日の行動には、沖縄からもヘリ基地反対協の安次富浩さん他、高江住民、平和市民連絡会、普天間、嘉手納の爆音訴訟原告らが参加、本土で基地反対運動に取り組んできた横須賀や厚木、佐世保のグループからも参加者があった。参加者数は朝の行動では300人、午後の行動は600人だった。




「怒」と書いた紙を掲げる




「オスプレイ来るな!」の手作り旗




この方は広島から



空母艦載機受け入れでは、受け入れに反対する井原元市長と激しく対立した市議会もオスプレイについては6月定例議会で搬入に反対の決議を全会一致で可決した。

岩国市長、山口県知事はともに安全性が確保されないままでの陸揚げには反対との姿勢を示している。しかし、艦載機59機の受け入れや愛宕山への米軍住宅建設などを進めてきた首長たちなので、きっと裏交渉をしていると市民は言い、不信感がある。だとしても、沖縄のように首長が反対を言わざるを得ない状況を市民が作っていくことも必要だろう。

オスプレイは整備、試験飛行の後、普天間に配備されるというが、低空飛行訓練の予定ルートは全国に渡る。岩国も訓練飛行基地として使用される可能性は大いにあるだろう。

沖縄・高江では、7月に入り、ヘリパッド建設工事が強行されているという。仲井真知事はオスプレイ反対というならば、建設工事も当然中止を求めるべきだ。

政府が安全と言い募って強行するやり方は、原発再稼働と全く同じだ。

これまで岩国の住民は基地の存在を仕方がないものとして受け入れてきた。しかし、空母艦載機の受け入れを巡る住民投票以降、人々は声をあげ始め、沖縄の市民運動との連携も強まっている。まずは力を合わせて岩国の空を飛ばせない闘いが必要だ。





(編集部・い)


2012年7月19日木曜日

17万人が集まった ☆大集会☆




フランスデモっていうのだそうです。(若輩者で、ことばを知らなかった・・)

道いっぱいに広がって、正々堂々、悠々と歩きました。
規制されないこんなデモっていいなあ、と、思った次第です。

単に、警察の規制が緩くなったときがあって、広がっちゃった、という
わけなんですが。
(編集部)

7月16日 「さようなら原発10万人集会」に17万人が!

3.11後の脱原発集会としては、最高の盛り上がりを見せた、16日の集会。

東京新聞はじめ、新聞もテレビも報道がされました。
ふぇみんも会員・読者のみなさんといっしょに参加しましたよ!

写真を載せます。




脱原発!フェミも集合!!

2012年7月10日火曜日


ふぇみん金沢支部の会員さんからの報告です。

―――――――――――――――――――――――――
金沢で “脱原発カニバール” 登場!

 610日、小雨の金沢中央公園で2000人が参加した「さよなら志賀原発集会」。
 旧い地方都市・金沢にもいよいよ新しい風が吹いた。面白いこと、大胆なことが大好きな私も、さすが、このスタイル(写真参照)は真似できそうもなく、メタボ気味のわがスタイルの恨めしいこと!
 彼女たちは3.11後、石川県や北陸電力への申し入れ行動の呼びかけにも参加し始めた若いグループです。彼女たち、気負いませんね。自分が思っていることを自分の好きな形で表現する。
1時間あまりの市内パレード、労働組合系の人たちは「再稼動は認めないぞ」と、長いシェプレヒコール。中年市民グループは「再稼動反対・反対」と小刻みに。それらの大声を気にする風でもなく自分たちが作った詩を自分の好きな楽器に合わせて唄いながら歩いている彼、彼女たち。ずっと一緒に歩いていて、とてもさわやか、自然体、こちらの方が自己表現という感じ。若い人たち、イケるじゃない!
こんな彼女たちに「ふぇみん紙を読んでほしいなあ」と思い、「興味が持てる記事があったら読んで見て」と、手渡す。こんな時は押し付けがましいのは良くない。さりげなく薦める。「ちなみに、もし、この新聞に貴方たちの今日の写真が載ることがあっても構わないかしら?」「全然構わないです」
ファッションは自己表現だ。恥ずかしがったりせず堂々としているところがとても良い。見習わなくちゃ。市内パレードから中央公園へ戻ってきた時、本集会の実行委員長、岩淵弁護士も彼女のファッションに度肝を抜かれた感じで目を白黒させ、見とれていた(!)ようだった。
 facebookの彼女のページ、原発関係のこともドンドン書いています。なかなかいいですよ。ユーザー名はTanimichi Kayo。是非一度開いてみてください。

さすが若い人には負けました! 団塊世代の熟女


                        一緒にぱちり☆


             「ふぇみん」を渡しております!

2012年7月8日日曜日

6月29日の首相官邸前デモの一コマ。

ふぇみんの編集部で働いている人が撮りました。

熱気が伝わる。
(さ)







2012年7月5日木曜日

本日、12時半から参議院議員会館にて下記勉強会に参加しました。

-----------------------------------------------
<7・5 国会議員/市民緊急勉強会>
渡辺満久・東洋大教授にきく
どうする?大飯原発~隠され続けた断層(破砕帯)問題
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-845c.html
-----------------------------------------------
呼びかけ議員は(7月4日11時現在、五十音順、敬称略)
相原しの、大河原雅子、小野次郎、川田龍平、平智之、谷岡郁子、辻恵、橋本
勉、服部良一、平山誠、福島みずほ、三宅雪子など、民主党や社民党、元民主党、
共産党、新党・大地の議員20人ほど。

 渡辺さんは、大飯原発の直下に活断層があり、それらが連動して動く可能性を指摘しています。
活断層を「値切ったり、無視したりしている」と。

また、関電は7月3日の意見聴取会において、破砕帯に関して、活断層である可能性を示すズレや粘土が付着しているトレンチ調査の北側の断面図をあえて出さず、ずれの見えない南側の図のみ出していた。渡辺さんは、「保安院は調査に2.3ヶ月かかると言っているが、掘る調査は数日でできる。また、保安院が言うボーリング調査は活動層かいなかを判断するには適さないことは常識だ」と説明。

先週、渡辺さんは大飯原発の敷地内に入り、視察を行った。「少なくとも三カ所、掘削調査をできる
場所がある」とした。また、破砕帯 は、関電が重要構造物としている非常用取水路を横切っているため、早急な調査が必要」と重ねた。

またこのこととは別に、FOEジャパンの満田夏花さんのほうから、7月3日の意見聴取会で、傍聴しようとした市民が締め出され、傍聴ができなかったことについて、保安院が「市民の参加リストを警察と相談」と回答していたことがわかった。(登)


2012年7月3日火曜日

大飯原発の敷地内の破砕帯(断層)について審議する「地震・津波に関する意見
聴取会」が明日3日(火)14時から開催されます。

その開催前13時から、経済産業省別館前で、アピール行動を行います。また、聴
取会終了後にも、傍聴者からの報告を交えたアピールを行いますので、ご案内し
ます。

なお、このF-6破砕帯に関しては、活断層である可能性を複数の専門家が指摘し
ており、専門家や市民、国会議員などが、再調査を求めています。

-----------------------------------------------
大飯原発破砕帯の再調査を求めよう!経産省別館前アピール行動
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-bd12.html
-----------------------------------------------

◇7月3日(火)
◇経済産業省別館前
(千代田線・日比谷線霞ヶ関駅C2出口すぐ、丸の内線霞ヶ関駅B3a出口200m)

【第1部】13:00~14:15
・意見聴取会委員等へのアピールとチラシ配布
[連絡先]阪上(090-8116-7155)

【第2部】16:15~17:30
    (意見聴取会がずれ込んだ際は終了が延びる場合あり)
・傍聴者による報告と今後に向けた情報共有、アピールとチラシ配布
[連絡先]杉原(090-6185-4407)

【呼びかけ】
福島老朽原発を考える会
プルトニウムなんていらないよ!東京
国際環境NGO FoE Japan
国際環境NGO グリーンピース・ジャパン
福島原発事故緊急会議
再稼働反対!全国アクション

※関連情報
大飯敷地内の破砕帯について>地震・津波に関する意見聴取会委員宛意見書
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-adcd.html

「大飯原子力発電所敷地内観察結果」
東洋大学教授・渡辺満久(変動地形学)
http://www.greenaction-japan.org/modules/wordpress/index.php?p=597

大飯原発敷地内の破砕帯(断層)について>超党派国会議員、野田総理に申し入
れ など
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-583b.html

大飯原発敷地内で、国会議員と専門家が現地視察:報告(速報)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-23d0.html

6・25「大飯原発再稼働を止めよう!」政府交渉(20分、制作:西中誠一郎さん)
http://www.youtube.com/watch?v=Y9vwpKHad8w&feature=youtu.be

2012年7月2日月曜日

とうとう昨日、おおい町現地での反対運動にもかかわらず、大飯原発が再稼働してしまいました。
写真は、15万人から18万に集まったと言われる(詳細は不明)首相官邸前のデモの写真です。