2014年12月16日火曜日

東京都教委から、回答がきました!

皆さん、こんにちは。

都立大島高校が、自衛隊駐屯地で防災訓練を行う問題で、ふぇみんも参加した「大島高校の自衛隊訓練反対緊急集会実行委」が、東京都教委に質問書を提出していましたが、回答がきました。

回答は以下の通りです。


東京都教委に対する都立大島高校の自衛隊駐屯地への防災訓練への質問書を送りました。

こんにちは。

都立大島高校が、自衛隊駐屯地で防災訓練を行うことに関して、ふぇみんも参加した「大島高校の自衛隊訓練反対緊急大集会実行委」が、11月22日に東京都教委に対して質問書を送りました!

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2014年11月22日            
東京都立大島高等学校
校 長 大塚 健一 殿
                       大島高校の自衛隊訓練反対緊急集会 実
                              連絡代表 永 井 栄 俊



「都立大島高校の自衛隊駐屯地での訓練に反対」
その趣旨の伝達と質問

 貴高等学校では、生徒を大切にする教育が行われているものと期待しているところであります。
 さて、私たち東京の諸市民団体は、11月10日、東京豊島区で「都立大島高校の自衛隊駐屯地での防災訓練に反対!緊急集会」を開催しました。会場には、高校生の自衛隊訓練に反対する教員・市民の50人以上が集まり、多くの問題点が指摘されました。そして、参加者の「声」として「反対」の意思を集約いたしました。その集会の結果として、11月19日、都教委に対して「質問書」を提出すると共に、貴高等学校に対して集会の意思である「反対」の趣旨を伝えるものです。また、貴高等学校長に対して質問をさせていただきます。

(1)伝達の趣旨
私たち「11.10緊急集会」の参加者の意思として、貴高等学校の自衛隊武山駐屯地での訓練に反対いたします。
(2)質問の事項
  大島は台風26号により大きな災害を受けました。このような災害に備えるための防災訓練であるならば、神奈川県ではなく大島の現地で実施するのが最も有効であると考えますがどうでしょうか

  都教委指導課発出の平成26年4月18日付「関係機関と連携した防災教育実施における留意事項」の「防衛省自衛隊東京都地方本部」の「ウ、その他 防衛省自衛隊東京地方協力本部と連携した宿泊防災訓練は、各学校で実施する一泊二日の宿泊防災訓練とは別に実施する」と書かれています。だとすると、この宿泊訓練は防災訓練とは異なる実施であるように思われますが、どのように理解すればよいのでしょうか。

  「ふえみん婦人民主クラブ」の質問に対する都教委の平成26年11月5日付、質問に対する「回答について」によれば「陸上自衛隊の施設である武山駐屯地で宿泊防災訓練を行うために必要な手続きとして『陸上自衛隊隊内生活体験申込書』を防衛省自衛隊東京地方協力本部に提出する」となっています。してみると、貴校が「防災訓練」として保護者に伝えていますが、実施されるのは自衛隊の「隊内生活体験」なのではありませんか。自衛隊での「隊内生活体験」は、自衛隊員募集のための基礎教練を意味しています。貴校は、本当は生徒に自衛隊員になるための訓練をしようとしているのではありませんか。
以上の質問に答えてください。




                            
 


2014年12月5日金曜日

北原みのりさん、ろくでなし子さん逮捕への抗議声明

ふぇみん主催の講演会(2006年3月の60周年記念の集い)などでもおなじみ、作家で「ラブピースクラブ」主宰の北原みのりさんと、アーティストのろくでなし子が、わいせつ物頒布等などで、12月3日に逮捕されました。

ふぇみんは抗議声明をリリースしました。

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北原みのりさん、ろくでなし子さん逮捕への抗議声明
 
 ふぇみん婦人民主クラブ     
                    共同代表 設楽ヨシ子 坪田康子     

 私たちは、1946年に設立された、女性の人権・多様な生き方の保障、脱原発、平和の追求、環境保護などを目標に活動している団体です。
 12月3日、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」経営者で作家の北原みのりさんとアーティストのろくでなし子さんの逮捕(容疑はわいせつ物公然陳列、わいせつ物頒布等)に、驚きと憤りを感じています。
 
 北原みのりさんはフェミニズムの思想を背景に、その思想の実践として、女性が自分の性を取り戻す活動を「ラブピースクラブ」の経営を通して行ってきました。2006年3月に行われた、ふぇみん婦人民主クラブ創立60周年記念の集いでは、「フェミ 冬の時代」と題して講演をお願いしました。また、女性が生きやすい社会のために、近年の右傾化社会や、安倍政権の政策に、いち早く的確に批判を行ってきました。
 ろくでなし子さんは、女性が自らの性を取り戻す活動の一環として、アーティストとして、女性器を用いた表現活動を行ってきて、多くの女性たちの共感を得てきた人で、今年7月の同罪名での不当逮捕および取り調べの様子を、メディアで発表していました。

 電車内広告や男性用ポルノの中で、女性差別的・暴力的表現が公然と陳列されているにもかかわらず、なぜ女性がこれまで男性中心主義社会の中で貶められてきた自らの性を取り戻すための活動が、「わいせつ」に当たるのでしょうか。「わいせつ」概念こそ、社会・時代によって変わるものであり、性器描写のみを取り締まり対象にしていることの歪んだ価値観も指摘されているところです。さらにそこに女性差別的視点が入っていることは女性たちがこれまで再三指摘してきました。
また、仮に2人の活動が罪名にあたるとしても、安部政権の2年間が問われる衆議院議員選挙前という今、なぜ、証拠隠滅や逃亡の恐れがないのに「逮捕」されるのでしょうか。政権批判を公然と行ったことへの懲罰でしょうか。

私たちは、北原みのりさんとろくでなし子さんの逮捕に強く抗議するとともに、2人の一刻も早い釈放と、罪状の見直し、強硬な捜査の中止を切に求めます。

 2014年12月5日

2014年12月3日水曜日

ふぇみん恒例バザー開催のお知らせ


いよいよ、カレンダーの最後のページになりました。12月ですね!
今年も、ふぇみん恒例バザーを開催します。

日用品、洋服、アクセサリー・・・掘り出し物がたくさん!!!
ぜひ、お誘い合わせの上、お越しください。

早く来てくださった方には、ふぇみんが扱う石けん会社・太陽油脂さんの商品のプレゼントも
ありますよ~。(先着順)

2014年12月2日火曜日

東京都教委育委員会から回答書が届きました。

ふぇみんは、自衛隊指導による都立大島高校の防災訓練の中止を求める請願書を提出していましたが、東京都教育委員会から回答が届きました。


2014年10月3日金曜日

請願書「自衛隊指導による都立大島高校の防災訓練を中止してください」を提出しました。


こんにちは。

自衛隊駐屯地で防災訓練って?!
 
東京都大島町の都立大島高校2年の33人が神奈川県横須賀市にある陸上自衛隊武山駐屯地で宿泊防災訓練をすることに対して、ふぇみんは請願書を提出しました!

提出先は、 東京都教育委員会のほか、都立大島高校長と大島町長です。



201410月1日

東京都教育委員会委員長 木村 孟 様
同委員 遠藤 勝裕 様 
同   竹花 豊  様  
同   乙武 洋匡 様 
同   山口 香  様 
教育長 比留間 英人様
ふぇみん婦人民主クラブ
共同代表 設楽 ヨシ子 坪田 康子

請 願 書

  自衛隊指導による都立大島高校の防災訓練を中止してください

 私たちふぇみん婦人民主クラブは、敗戦翌年の1946年に結成された全国組織の女性団体です。平和憲法を生かしつつ、女性問題や人権や環境危機の諸問題に取り組んでいます。
20137月に田無工業高校生徒が自衛隊駐屯地で宿泊防災訓練を行ったとの新聞報道に接し、ただちに同月、「2度と繰り返さないように」との抗議文を貴委員会(と防衛省)に提出し、再実施との回答を受けてからは、実施前1311月と実施後の143月に請願書と質問書を出しています。

今回、東京都大島町の都立大島高校2年の33人が神奈川県横須賀市にある陸上自衛隊武山駐屯地で宿泊防災訓練をするとの新聞報道に接しました。かねてから、こうした事態の常態化と他校への広がりを強く懸念したことであり、あらためて強く抗議します。

この71日、安倍内閣は歴代政権において違憲とされてきた「集団的自衛権行使」容認を憲法学者や弁護士会などの広範な反対の声を押し切り、閣議決定しました。その翌日以降、全国の高校3年生の自宅に採用説明会案内が送付されたとのことです。奨学金の返還に苦しむ大学生には、自衛官の仕事を斡旋してはという案が文部科学省の有識者会議ででたとの報道もあります。あらゆる機会を自衛官確保に向けて動きはじめていることが感じられます。貴委員会主導により実施された田無工業高校の防災訓練から明確になったのは、自衛隊側にあっては、これは「募集広報実務訓練」あり、そのことにおいて貴委員会と連携しての行動だということになります。これは、先の大戦での軍国主義教育により、多くの若ものを死地への送ったその反省もないことであり、憲法の精神に照らしても許されることではなく、その責任は重大です。
集団的自衛権行使容認という新たな情勢を考慮するなら、122月作成された「都立高校改革推進計画第一次実施計画」で自衛隊を連携先に加えたことは将来にわたり、大きな禍根を残すことになり、これを早急に外すことをあらためて要求し、あわせて11月の大島高校による防災訓練の中止を求めます。私たちはあくまで教育と軍事の一体化に反対します。 

     (質問書を添えます)



質問書

  201411月の宿泊防災訓練について

1、参加する生徒33人は、どのようにして選んだのか?本人の希望によるものか、学校・教師側の指名によるものか?

2、137月の申込書は「陸上自衛隊隊内生活体験申込書」となっていたが、今回の参加申込書の名称はどうなのか?

3、保護者の同意は得たのか?

4、田無工業高校の場合は、引率の教員や教育委員会の関係者も含めて、すべての経費は東京都教育委員会が負担したとのことだが、今回も同様なのか?

5、公教育の一貫であり、先の江東区会場での訓練は一部公開でしたこともあるのに、なぜ今回は非公開なのか?