2012年11月22日木曜日

核兵器の非合法化をめぐる外務省との意見交換

10月、国連での核兵器の非合法化に努力を強化する35カ国声明に拒否をした日本。
「日本の安全保障政策と相容れない」ということでしたが、「被ばく国」としてこれまで国連に
核廃絶のための決議案などを提案している日本がなぜ、反対?!
国内の被ばく者を中心に、驚きと怒りの声が広がりました。

そして、11月21日(水)、外務省と、核廃絶NGO連絡会(ふぇみんも参加)との
意見交換会が開かれました。


                ↑外務省側参加者
                ↑
               風間直樹大臣政務官(左)と、吉田謙介軍備管理軍縮課長(右)

風間政務官は、「ヒロシマ・ナガサキの惨禍をくり返してはならない。問題はどういう手段で、惨禍をくり返さないようにするか。それには、核の非合法化と核抑止という二つのアプローチがあるが、我が国の場合、アメリカによる核抑止に頼るという手段が一般的だ」と 発言。

世界の核軍縮をリードするどころか、アメリカの核抑止に頼るという姿勢を明確に打ち出しました。

詳細は、核廃絶NGO連絡会連絡会のウェブにあります。http://nuclearabolitionjpn.wordpress.com/2012/11/22/mofaroundtable_report20121121/

私たちは、日本のこのような態度に対し、引き続き問題提起をしていくとともに、総選挙後の政権が
この外務省の態度にどのような影響を与えるのか注視していきます。



                NGO側参加者。田中煕巳さん(日本原水爆被害者団体協議会)、田崎                昇さん(核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会)、森瀧春子さん(核                兵器廃絶をめざすヒロシマの会)らが参加