厚生労働省は20日、生活保護の支給基準が高く設定された都市部の基準額を引き下げ、低い地方をかさ上げする措置などを導入しようとしていたが、1年先送りとした。2009年の予算編成で対応するとしている。
厚労省は見送っただけで、引き下がったわけではない。来年も引き続き「引き下げるな!」「生きていけない!」と声を上げ、届けていかないと。
自立生活サポートセンター・もやいにもエントリが。
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以下、asahi.comから
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生活保護見直し、1年先送り 支給基準で厚労省
2007年12月20日22時10分
厚生労働省は20日、生活保護の支給基準見直しについて、08年度からの対応を見送り、09年度予算編成で対応すると発表した。消費実態の地域差は縮小 していると指摘する検討会の報告書に基づき、同省は、高く設定された都市部の基準額を引き下げる一方、低い地方をかさ上げする措置などを導入する意向で、 国会答弁などで「08年度予算案の中で明確にして参りたい」としていた。
だが、原油高が保護世帯の生活に悪影響を与える懸念や、与党内で「弱者切り捨てと言われかねない」など見直しに慎重な意見が相次いだこ とから、1年先送りを決めた。また、報告書公表から予算編成まで1カ月足らずで、「詳細な制度設計をする時間がなかった」(同省幹部)という。