防災訓練の続報です。
記事にもあったように、田無工業高校は今年2月に2013年度中の2度目の防災訓練を
行ったのですが、ふぇみん婦人民主クラブほかからの抗議もあって、自衛隊内での
訓練ではなく場所は変更になりました。
しかしそこでも自衛隊員が訓練に登場しました。
さらなる請願を都教委あて、3月19日に行った報告。
(同日、メディアあてにプレスリリースも送りました。)
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2014年3月19日
東京都教育委員会委員長 木村 孟 様
同委員 内館 牧子 様
同 竹花 豊 様
同 乙武 洋匡 様
同 山口 香 様
教育長 比留間 英人様
ふぇみん婦人民主クラブ
渋谷区神宮前3-31-18
03-3244/3238
共同代表 設楽ヨシ子坪田 康子
請願書
自衛隊指導による都立高校生の防災訓練を中止して下さい
私たち(ふぇみん婦人民主クラブ)は、敗戦翌年の1946年に結成された全国組織の女性団体です。平和憲法を生かしつつ、女性問題や人権や環境危機の諸問題に取り組んでいます。
昨年7月、都立田無工業高校の生徒33人が陸上自衛隊朝霞駐屯地で2泊3日の宿泊防災訓練をしたとの報道に接し、私たちはこれに抗議し、2度と繰り返さないことを求めました。この2月、再度の実施計画があるとのことで、昨年11月、請願書を添えての申し入れをし、再実施の中止を求めました。中止を求める声が複数あがるなか、同校の2学年(155人)を対象にBumB
東京スポーツ文化館(東京都江東区夢の島)において防災訓練は強行されました。
将来の進路を真剣に考えている17歳の高校生が公教育の一環として、三日間も自衛隊員と共に過ごしたことは、防災訓練だからといって、安易に見過ごしていいことだとは思えません。昨年7月の参加者は「陸上自衛隊隊内生活体験申込書」を提出していたとのことです。これでは、東京都教育委員会と田無工業高校とが一体となり、自衛隊勧誘の後押しをしたと受け取られかねません。これは政治的中立であるべき、学校教育を逸脱するものです。ここに再再度強く抗議します。
現在、安倍内閣の下で歴代政権においては違憲とされてきた「集団的自衛権行使」容認の動きが強まっています。防衛費も増強され、近い将来の自衛隊員増員の可能性も否定できません。こうした状況が進行する下では、自衛隊と連携する防災訓練は当然見直すべきです。「都立高校改革推進計画第一次実施計画(平成24年2月作成)で自衛隊が新たに連携先に加えられたことは問題であり、外すことを請願します。(質問書を添えます)
質問書
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2014年2月の宿泊防災訓練について
1、昨年7月の訓練は、保護者の参加同意書を得たとのことだが、今回も保護者全員の同意を得たのか?
2、7月の申込書は「陸上自衛隊隊内生活体験申込書」となっていたが、今回の参加申込書の名称はどうだったか?
3、7月同様、陸上自衛隊朝霞駐屯地で行わなかった理由は何か?
4、2月3,4日午前、5日全日、取材は不可となっているが、公教育でありながら、訓練を公開できない理由は何か?
5、7月同様、宿泊防災訓練諸経費(BumB
東京スポーツ文化館宿泊費、貸し切りバスのチャーター費)は東京都教育委員会が負担したのか?違う場合はどこが負担したか明らかにすること