9条世界会議に参加した。8000人収容できるという会場は立ち見も出るほどの大盛況。会場はぎっしりと人で埋まっている。それでもまだ外には長蛇の列。これほど多くの人が一堂に会している様は圧巻だった。これだけの人がみな、時間を共有し、平和について考えているのかと思うとそのことに感動。会を準備していた実行委員会の方々はこの情景をみて感慨も一入だろうと思った。
手伝いもあったので、すべてのスピーチを聞くことはできなかったが、よかったなと思ったのは第二部のベアテ・シロタ・ゴードンさんのスピーチ。憲法9条がアメリカの押し付けではないかという論調に対し「誰も自分(アメリカ)よりいいものを押し付けたりしない」と一蹴。そして「世界最強の軍隊をもってしても、中東の小さな都市(バグダッド)でさえ制圧することはできなかった。武力で平和はつくれないことの証明だ」と発言された。そうだ、私たちは平和に生きる権利があるのだ。そのことを改めて実感する。会場からは同意を示す惜しみない拍手がおこり、私も力を込めて拍手した。
私は入口の受付にいたのだが、少しだけどといってカンパを置いていかれる人や名古屋からきたんだよと話してくれる人など、いろんな形でこの会を支えてくれる人と触れ合うことができた。わずかだが、この会議のお手伝いができてよかった。すべての人が平和に暮らせるようになるために、この勢いを絶やさずに次につなげていきたいと思った。(萬)