皆さま、こんにちは。
コロナの感染拡大状況は、全く気の抜けない状況になっていますね。
そんな中、先月9月26日にコロナで予定より遅れましたが、第59回ふぇみんふじんみんしゅくらぶ全国大会が開催され、大会宣言が 採択されました。
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第59回ふぇみん婦人民主クラブ全国大会 大会宣言
新型コロナウイルス感染症(COVID―19)のパンデミックで世界が大きく揺らいでいる。世界ではすでに3000万人以上が感染し、死者も100万人に迫ろうとしている。日本でも感染者数が増え続けている。
ケアの精神による政治か経済優先政治か。私たちの選択が改めて問われる時代となった。経済優先主義が生態系を侵し、動物ウイルスの変異としてCOVID―19は全世界を襲ったのである。コロナウイルスによる社会変容を経験した後での社会は大きく変わらなければならない。どう変えていくのか?キイワードの一つは「ケア」=地球を修復しお互いを気遣う力。私たちが生きている今この時が、歴史的に大きな転換期に立っていることを強く認識しなければならない。
アベノマスクに象徴されるコロナ対応の失敗で追い詰められた安倍首相の突然の「辞任」。病気を理由の演出された逃亡劇、私たちの力で引きずり降ろせなかったことが悔しい。長年官房長官として安倍政権を支えた菅氏が首相に就任した。隠ぺい・改ざん・嘘てんこ盛りの安倍政治をそのままそっくり継承するという。そして「自助」ファーストの社会像を掲げ、「規制改革」と行政のデジタル化を進めようとしている。マイナンバーカードによる一元管理を狙い監視社会を構築しようとしている。危険な動きである。「自己責任と競争」の価値観を政策とする菅政権に私たちの未来を託すわけにはいかない。
コロナ禍のなか、同時進行で取組まなければならないさまざまな重要課題・問題を私たちふぇみん婦人民主クラブは決して忘れていない。森友・加計問題(赤木さん遺書)、桜を見る会、辺野古基地反対、福島原発事故、脱原発・再稼働阻止、関電原発マネー不正還流、憲法改悪、地球温暖化、女性の人権、非正規雇用など。今まで通り積極的に取り組もう。国家権力を意識しながら、自分の足元でどう拠点をつくり闘っていくかを考えよう。来年創立75年を迎えるふぇみん婦人民主クラブにとっては、文字通り女性であることと民主主義が出発点である。厳しい状況ではあるが、個々人の力と創意を大切に、これからも地道に力強く活動を進めていこう。
2020年9月26日
第59回ふぇみん婦人民主クラブ全国大会参加者一同