ふぇみんは、2月28日に以下の声明を採択しました。
ぜひ読んでみてください!
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声明 沖縄・辺野古での沖縄防衛局による周辺市民への暴力的な対応に抗議し、
高江の米軍ヘリ離着陸帯使用の中止を求める
私たちふぇみん婦人民主クラブは、1946年に設立された女性団体で、平和憲法を生かしつつ、女性問題や人権、脱原発など環境危機の諸問題に取り組んでいる。
沖縄・辺野古と高江の米軍基地建設について、以下の抗議をする。
2014年夏、沖縄県中部の大浦湾で、辺野古沖の米軍新基地建設に伴う海上ボーリング調査が始まった。同年9月の名護市議選、11月の県知事選、12月の衆議院選沖縄選挙区の結果など、いずれも、県民・市民は新基地建設を拒否する結果を示した。しかし、その民意をまったくくみ取ることなく、国と防衛省は力ずくで市民を排除し、基地建設を強行しようとしている。
暴力的排除によって、市民の安全が妨げられている。11月には辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で県警に排除された高齢の女性がけがを負った。15年1月、海上保安庁が、市民の抗議船に乗って撮影を行っていた女性に馬乗りになっている様子が報道された。また同時期から海中に工事の足場にする巨大なコンクリートブロックが投げ込まれ、サンゴが破壊されている。
2月には、キャンプ・シュワブにトレーラーによる新基地建設用の資材搬入が始まった。抗議する市民を機動隊が身柄拘束したことに始まり、22日には反対運動のリーダー、山城博治・沖縄平和運動センター議長ともう1人男性が、米軍に拘束された。山城さんらは自ら基地に立ち入ったのではなく、警備員によって基地内に引きずり込まれた様子が報道されていた。その後、沖縄県警名護署に身柄が移されて、基地侵入により刑事特別法違反容疑で逮捕された。名護署前には市民が集まり強く釈放を求めた。結果、24日夜に2人は釈放されたが、この拘束・逮捕はまさにでっち上げだ。
米軍のヘリパッド新設が進められている沖縄北部の東村一帯では、オスプレイの飛行訓練が始まってしまった。これは、2月17日に東村高江地区に近いN4 地区のヘリパッドを米軍に提供することを政府が閣議決定したことによる。直後、ヘリパッド建設に抗議する市民の拠点だったN4に近い国道沿いに設置していたテントが、「何者かによって」撤去された。この閣議決定を受け入れ難いとして東村議会が23日に初めて、N4ヘリパッド使用禁止を求める意見書と抗議決議を全会一致で可決したところ、まるで仕返しか脅しのように、翌日、N4を使った米軍のヘリ離着陸訓練が開始している。
私たちは以下のことを強く求める。
1、日本政府と防衛省・沖縄防衛局は、市民による抗議の意思表示を真摯にくみ取り、ただちに新基地建設と基地使用を中止すること。
1、抗議する市民の安全を脅かす暴力的排除を中止すること。
2015年2月28日
ふぇみん婦人民主クラブ代表委員会