2012年10月30日火曜日

国際シンポ「核なき世界」の新局面、盛況でした!

10月28日(日)、ふぇみんも参加している、核兵器廃絶日本NGO連絡会ほか主催の国際シンポジウム「『核なき世界』の新局面-原発、プルトニウム、核兵器-」が盛況のうちに、終了しました。

プリンストン大学公共・国際問題教員のフランク・フォン・ヒッペルのお話では、日本が今後も維持するとする核燃サイクルによって溜まり続けるプルトニウム。このプルトニウムは、世界の関心事に
なっており、核軍縮の流れの障壁になっていることが明らかに。
日本は先日、国連総会で、34カ国が賛同する「核兵器の非人道性に関する声明」への参加を
拒否したばかり。1945年の被爆国であり、今、また福島第一原発事故で新たに被ばく者を生み出した日本が、この声明を拒否したことは、核燃サイクル維持の方針と相まって、核軍縮の足を引っ張っているといっても過言ではありません。

第二部では、今、核に関する交渉テーブルの上や(国連総会、核兵器不拡散条約(NPT)準備会議など)や、国際NGO(国際赤十字など)で、「核の非人道性」を認定しようという新たな流れがきていることが発表されました。核の使用が、人道に反するということが宣言されれば、今後は核を持つ意味そのものがなくなります。
しかし、日本は、自らの政策で(決してアメリカの従属でなく)、積極的にアメリカの核の傘に入りたがっています。こんな時に、市民がどうしたらいいのかも話し合われました。



そして・・・何より、脱原発と核兵器禁止を同時に考え、訴えねばならないと痛感しました!

核兵器廃絶日本NGO連絡会のブログでは今後、当日の資料などが読めます。
http://nuclearabolitionjpn.wordpress.com/