2016年5月24日火曜日

「米兵、軍属の凶悪犯罪に対する抗議書」を提出しました!

皆さん、こんにちは。


 米軍基地の集中する沖縄で、また、一人の女性が米軍属の男性により殺害されました。

 本日ふぇみんは、安倍首相、岸田外務大臣、中谷防衛大臣、キャロライン・ケネディ駐日米国大使、ジョン・ドーラン在日米軍司令官、ローレンス・ニコルソン沖縄地域四軍調整官宛てに、以下の抗議書を提出しました。


********************************* 


後を絶たない米兵、軍属の凶悪犯罪に対する抗議書

 私たち、ふぇみん婦人民主クラブは1946年の創立以来、女性の人権や平和、環境問題などに取りくんできた全国組織の女性団体です。

 428日夜から行方不明となっていたうるま市の20歳の女性が、元米海兵隊員、軍属のシンザト・ケネス・フランクリン容疑者によって「死体遺棄」されていたことが519日に判明、殺害によるものだとわかった。一人の女性の日常が一瞬にして断ち切られるという、この残酷な殺人事件に悲しみと怒りがこみあげてくる。今年3月の「準強かん」事件に続く女性への卑劣な暴力行為を許すことができない。同時に、事件の度に「綱紀粛正」とか「再発防止」の言葉を機械的に繰り返すだけで、実効性を何ら示せない日米両政府の責任を問わねばならない。

515日、沖縄は「日本復帰」44年を迎え、未だに在日米軍の74%が集中する重圧に怒りを新たにしたばかりである。沖縄戦から71年、「性暴力を生む基地は撤去」「海兵隊は本国へ帰れ」という悲痛な叫びが、日米両政府には聞こえないのであろうか。

事件報道後、外務省幹部は「オバマ大統領訪問に水を差す展開」と言い、政府関係者からは「容疑者個人の問題とするしかないが…」などと事件を矮小化する発言が飛び出すなど、女性の人権を踏みにじり、日米安保・日米同盟優先の本音が露呈されている。このような体質が改められない限り米軍犯罪は無くならない。私たちは2005年の当時の故町村信孝外務大臣の言葉を思い起こす。性暴力被害を受けた女性が、今に続く苦痛を大臣に訴えたのに対し「軍があるから平和が保たれている」として女性に更なる深い傷を与えたことを忘れていない。

私たちは日米両政府に強く要請する。
1)事件の全容を明らかにし、加害者に対する厳正な処罰をおこなうこと。
2)性暴力犯罪の再発防止策を文書で示すこと。
3)日米地位協定の抜本的見直しに向けた協議の場をつくること。
4)性暴力を生む基地・軍隊の縮小・撤去を要求するとともに、新たな基地負担の辺野古新基地建設計画を撤回すること。                  以上
 

2016年5月10日火曜日

川内原発の緊急稼働停止を求める要請書を提出しました!

熊本大地震で亡くなられた方に心から哀悼の意を表するとともに、被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

被災された方、九州地方にお住まいの方々をはじめとした日本中の方が、九州電力・川内原発の事故を不安視する中、稼働が止まっていません。
ふぇみんは、安倍首相と九州電力に対して、以下のような要望書を提出しました!


**************************************



川内原発の緊急稼働停止を求めます
 
                        ふぇみん婦人民主クラブ
                           
                                               共同代表 設楽ヨシ子 坪田康子



 私たちふぇみん婦人民主クラブは、1946年に結成された全国組織の女性団体です。平和の追求、女性問題や人権、脱原発、環境保護などの問題に取り組んでいます。

 20113月の福島原発の重大事故により、原発の安全神話は完全に崩壊しました。今回の熊本地震では大きな余震が続いています。福島原発事故の原因が大地震にあったことも否定できない中、熊本県民の皆様は勿論ですが、隣接している九州にお住まいの方々が抱く川内原発への不安はいかばかりかと案じております。このような緊急事態ですので九州電力は英断を持って川内原発の稼働停止をしてください。自然災害は時として想定外が起きるものです。どうか私たちの願いをお聞き入れください。電力も十分間に合っております。避難している方々が少しでも平穏になられるよう願わずにはいられません。

2016年3月25日金曜日

沖縄の米兵による性暴力事件に関して、要望書を提出しました!

皆さん、こんにちは。

 3月13日に沖縄県で起きた、米兵による性暴力事件に関して、安倍晋三首相、岸田文雄外務省、中谷元防衛相、キャロライン・ケネディ駐日米国大使、ジョン・ドーラン在日米軍司令官、ローレンス・ニコルソン沖縄地域四軍調整官宛てに、3月22日に要望書を提出しました。


------------------------------

2016322日  

ふぇみん婦人民主クラブ
共同代表 設楽ヨシ子 坪田康子


沖縄米兵性暴力事件に抗議し、基地の縮小・撤去を求める要請書


 私たち、ふぇみん婦人民主クラブは1946年の創立以来、女性の人権や平和、環境問題などに取りくんできた全国組織の女性団体です。

 米軍キャンプ・シュワブ所属の海軍水兵ジャスティン・カステラノス容疑者は、313日未明に沖縄観光中の女性に対して性暴力事件を起こし、14日に「準強姦」の容疑で逮捕され、身柄は那覇署から那覇地検に移されました。恐怖と長期にわたるトラウマにつながる性暴力事件は、言うまでもなく凶悪犯罪であり、今回の米兵の卑劣な行為に対し強い怒りをもって抗議します。
 
私たちは繰り返される米兵の事件に対し、これまでも実効性のある再発防止と厳正な処罰を要求してきました。米軍はそのたびに「綱紀粛正」や「教育プログラムを徹底する」と謝罪、約束しています。しかしこれらが順守されていないことが今回の事件でも証明されました。

何故事件・事故は相次ぐのか。私たちはこれまで「日米地位協定」の米軍優位性にその大きな理由があることを指摘し、協定の抜本的見直しを求めてきましたが、日米両政府は共に「運用の改善」で逃げているだけです。このことは米軍の慢性的な緊張感の緩みをもたらし犯罪・事件の温床になっていることをあらためて強調したい。早急に見直しに着手すべきです。
更に米軍が在日米軍による性犯罪を真剣になくしたいと考えているのか、疑問を抱かせる事実が明らかになっていることを重視したい。最近の8年間で「性犯罪処分の詳細が判明」している244人中3分の2近くが収監されなかったとAP通信が伝え、「処分の甘さを告発」している(2014212東京新聞)ことを米軍関係者は重く受け止めるべきです。

私たちは日米両政府関係者に、下記を強く要請します。
1)被害者への正当な賠償と充分な精神的ケアをおこなうこと。
2)厳正な加害者処罰をおこなうこと。
3)性暴力犯罪の再発防止策を文書で示すこと。
4)日米地位協定の見直しに向けた道筋をつくること。
5)性暴力を生む基地・軍隊の縮小・撤去を要求するとともに、新たな基地強化の辺野古新基地建設計画を撤回すること。