6月16日、ふぇみんは「玄海原発4号機の再稼働の撤回を求める声明」を出しました!
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九州電力(株)代表取締役社長 瓜生 道明 様
玄海原発4号機の再稼働の撤回を求める声明
ふぇみん婦人民主クラブ
共同代表 片岡栄子 岡田啓子
私たちふぇみん婦人民主クラブは、1946年に結成された全国組織の女性団体です。平和の追求、女性問題や人権、脱原発、環境保護などの問題に取り組んでいます。
2011年3月の福島原発の重大事故により、原発の安全神話は完全に崩壊しました。私たちは危険な原発に頼らないよう、全ての原発の再稼働撤回の要請をしてきました。電力自由化以降、再生可能エネルギーは増え続けています。市民、企業は節電やエネルギーの効率化を進め、自然エネルギーの活用などの努力をしてきました。
再稼働の準備を進めていた玄海原発4号機は、5月に第1次冷却水でトラブルが発生しました。幸い循環ポンプの水の流量が増え、放射性物質の漏れはないことが分かりました。
その後の点検はきちんと実施されたのでしょうか?不安でなりません。
この間、地球規模の火山の噴火のニュースもありました。日本でも2014年には御嶽山が突然の噴火をしました。さらに九州では熊本で巨大地震がおきました。霧島連山の新燃岳の噴火も続いています。玄海原発は阿蘇カルデラという大きな噴火リスクがあります。原子力規制委員会の「火山影響評価ガイド」では、原発から160キロ圏内の火山からの火砕流が到達する可能性があれば立地不適としています。周辺住民や自治体の反対を無視し、避難計画もないまま、火山リスクを無視した再稼働は許されません。
私たちは九州電力玄海原発4号機の再稼働を決して認めることはできません。
2018年6月16日