皆さん、こんにちは。
ふぇみんは本日、 第7次エネルギー基本計画の閣議決定を受け、抗議し撤回を求める文書を、首相と経産大臣宛に送付しました!どうぞご覧ください。
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内閣総理大臣 石破 茂 様
経済産業大臣 武藤 容治 様
ふぇみん婦人民主クラブ
東京都渋谷区神宮前3-31-18 Tel 03(3402)3244
共同代表 片岡栄子 坂上祥子 二木洋子
第7次エネルギー基本計画の閣議決定に抗議し、撤回を求めます
私たちふぇみん婦人民主クラブは、1946年結成の女性団体です。平和の追求、ジェンダー平等や人権、脱原発や環境保護などの問題に取り組んできています。
私たちは、第7次エネルギー基本計画に対し、大変失望し、憤っています。未来なきエネルギー政策としか思えません。14年前の東京電力福島第1原発事故の経験と反省を感じることができません。2011年3月の大事故を、私たちは忘れたことがありません。私たち国民の誰もが原発事故の反省を心に刻み、2度と同じ間違いを起こさないようにとの思いを胸に、14年を過ごしてきました。
事故後、原子力安全・保安院に代わる原子力規制委員会が発足し、歴代の委員長は「どのような厳しい規制をしても原発は100%安全ではない」と、発言してきました。今回、第7次エネルギー基本計画については、短いパブコメ募集期間でしたが数多くの意見が寄せられました。その多くが原発に対する不安や不信だったはずです。国民から寄せられた声に真摯に向きあわず、国会での議論もなく、閣議決定で重要な計画を決めていくことは許されません。
福島原発事故以降記載され続けてきた「原発は可能な限り依存度を低減する」の文言が削除され、原発を「最大限活用する」とされました。さらに原発の建て替えについては、いままでは廃炉が決まった原発の敷地内に限定していたものを、同一の事業者の所有する他の原発の敷地であれば認めるとしています。
2040年度の電源構成では原発の占める割合は「2割程度」としています。核燃料サイクルも破綻しています。原発は決してクリーンエネルギーではありません。このままでは火力への依存度が増すばかりです。深刻な気候危機にも対応出来る計画ではありません。
さらに原発、再エネなどの電源コストの試算方法は、世界的な電源別コストとも乖離し、誤った政策を誘導するものです。
私たちは「第7次エネルギー基本計画」の閣議決定に抗議し、撤回を求めます。
2月28日