2013年5月23日木曜日

3月の飯舘村放射能測定調査に同行して





編集部の石田による報告。

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 2013年3月半ば、飯舘村での測定調査に同行した。

京都大学原子炉実験所の今中哲二さんを中心とした飯舘村放射能汚染調査グループだ。今中さんは2011年3月下旬、飯舘村に入り、全域を測定、以来定期的に測定に入っている。今回は2年目、通算4回目だった。
 午前中に帰宅困難地域に指定されている長泥地区にはいった。比較的家屋が集まった長泥交差点から5班に分かれたメンバーが5方向に散る。徒歩で道路上、家の前、裏庭など1家屋につき3か所を測定していく。路上は雨などによって流されたせいもあってか比較的線量は低い。といっても3~4μSv。家の敷地内に入ると高くなって6から、高いところでは9μSvもある。半減期から考えられる減衰におおよそ合致するところもあるが、場所によっては思ったほど下がっていないところもある。周りの環境によって左右されているのだろう。
 午後は2011年3月の測定コースに従い、全村内を170箇所を車でめぐって測定した。
 今中さんによれば「仮に“汚染を気にしなくていいレベル”を0.1μSv/h とするなら、現在の空間線量率が10μSv/h の場合には約150 年、1μSv/h の場合には約60 年の時間が必要なことを示している」という。
 

長泥地区での測定(家の前で)


 

道路で測定

 
 人のいなくなった民家の庭先にはサルが出没し、イノシシも多くいて畑などを荒らしている。人気のない長泥のある家の入口に開拓入植を記念する石碑が建てられていて胸が痛む。



庭先に猿が出没して餌をあさる



入植記念碑



移転のお知らせ(草野地区の店で)「今後いつ帰村できるかわかりません」「新天地で営業を再開します」と書かれている

 飯舘村では昨年から試験除染を実施している。昨年は村のクリアセンター(以前からのごみ処分場)に汚染土を詰め込んだフレコンパックが崩れ落ちそうに積み上げられていたが、現在は仮置き場の建設が進み、国有地の高圧鉄塔下が切りひらかれてフレコンパックが運び込まれていた。村は除染して村民の帰村を図る方針だが、膨大な山林の除染が可能なのか、そのすべての汚染土を置く仮置き場が確保できるのか、除染によって安心して帰れるほど線量が下がるのか、問題は山積している。
 


試験除染中の田(2012年7月)袋に4μSvや5μSvと書かれたラベルが下がる





除染後の田(2013年3月)表土を10~15cmはぎ、その上に土をかぶせているが、1μSv以上ある。



2012年7月のクリアセンター


整備中の仮置き場(2012年8月)



すっかり整備された鉄塔下(2013年3月)


警察署詰所の隣りにある仮仮置き場。若い警察官が詰めているので心配だ。


 長泥にはつづれ折りの坂があり、山頂近くには見晴し台がある。沿道には桜並木が続き、花の季節には、さくら、つつじなどが一斉に咲きそろうそうだ。冷涼な山間地である飯舘村では花も遅い。5月頃が見ごろだというが、花は今咲いているだろうか。

長泥の見晴し台からの眺め(2012年7月) あの山の向こうから放射能がやってきた


 調査の詳細は「飯舘村放射能エコロジー研究会」のホームページ 飯舘村放射能汚染調査グループ「飯舘村放射能汚染状況調査(2013 年3 月)の報告」で見ることができる。
http://iitate-sora.net/report

2013年4月2日火曜日

◆ふぇみん編集部 雑感◆



ふぇみん編集部は、今年の3月11日前後で、岩手県宮古市から釜石を
経由して、陸前高田市、宮城県の唐桑をめぐる取材の旅をおこないました。

その取材の成果は本紙4月5日号をご覧いただきたい。
宮古市重茂、陸前高田、唐桑のルポを掲載しています。

そして、記事にはしきれなかった編集部Iの雑感を、写真とともにご紹介
します。

なお、3本目は飯舘放射能エコロジー研究会による現地調査に同行した
ときのものです。

★その1★
がれきは片付けられていたが、いまだ建物が建つ気配のないところに
目立ったのがプレハブのコンビニ。さすがチェーン店の資本力と対応。
都会でもコンビニの客層は若者から高齢者へとシフトしていると聞く。
ここでも地域の店となっているのかとも思うが、元々の小さな店は
どうなるだろう。



★その2★
左右から津波に襲われてあとかたもない地域にポツンと建つ小さな
コンテナハウスが作業所兼事務所。梅村マルティナさんがプロデュース、
仮設居住の子どものいる女性たちが就労、ドイツ製のオパールという
きれいな色づかいの毛糸で靴下や腹巻帽子をつくる。余り毛糸で
つくったタコがかわいいが、2年めを迎え、製作を続けるのかを含め、
今後の活動を議論中だという。気仙沼での出会い。


手前が製品。腹巻き帽子とはいうけど、ネックウォーマーになる。


これが毛糸。



★その3★

福島駅からほど近い商店街に昨年末開店した「かーちゃん農園わいわい」
に寄ってみた。飯舘、川内などからの避難者の女性たちが作った、
販売所とレストラン。おにぎり弁当300円、定食弁当500円。レストランの
定食はコーヒーもついて850円。漬物や野菜など生産物も並ぶ。
丁寧に作られていておいしかった。牛乳入り味噌汁が抜群。

お店様の様子

定食はこんなかんじ

♪おしらせ♪ 「7頭のラクダと一人砂漠に生きる遊牧民女性と暮らして」



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写真家・常見藤代さんスライド&トークのご案内

「7頭のラクダと一人砂漠に生きる遊牧民女性と暮らして」

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ふぇみんの1面写真でおなじみの常見藤代さんが、
  著書『女ノマド、一人砂漠に生きる』を出版されました。

この機会に、著書にまつわるお話などをうかがうイベントを
企画しました。
ご参加をお待ちしています。


日時◆2013年4月23日(火)
   18時45分(18時15分開場)

場所◆東京・渋谷消費者センター2階会議室
   (JR、地下鉄渋谷駅徒歩5分)

参加費◆800円

主催◆ふぇみん婦人民主クラブ

連絡先◆tel:03(3402)3238、eメール:femin@mvi.biglobe.ne.jp


♪内容
「それは私がきめることじゃない。神さまだけが知っていることさ」
  「今は男も女も変わった。定住地で暮らしてからさ」
     ―サイーダ・スリマン

高校生の時に見た一冊の遊牧民の写真集を見てからというもの、
遊牧民に憧れ続けた常見藤代さん。一人で遊牧民社会に飛び込み、
そこで一人の遊牧民女性、サイーダさんに出会います。
140センチの身体で7頭のラクダと共に、一人砂漠に生きる
サイーダさん。常見さんはサイーダさんと遊牧生活を共にすることに。
そしてサイーダさんとの暮らしや他の遊牧民女性との交流との様子が
一冊の本『女ノマド、一人砂漠に生きる』(集英社)になりました。
常見さんをお迎えし、臨場感あふれる写真とともにサイーダさんとの
暮らしや哲学はもちろん、遊牧民女性のヴェールの下の本音を
お聞きしたいと思います。


♪常見藤代(つねみ・ふじよ)さん
ノンフィクション写真作家。上智大学卒業。2003年から、エジプトの
砂漠で一人で暮らすベドウィン女性サイーダと生活をともにする。
2006 年、新宿コ ニカミノルタギャラリーにてサイーダの写真展を行い、
その後も各地で写真展、講演会を開催。
2012年第19回旅の文化研究奨励賞受賞。
常見藤代さん写真ブログ http://fujiyo.cocolog-nifty.com/




2013年4月1日月曜日

高校無償化の「朝鮮学校はずしにNO!」集会

ふぇみんも賛同団体になっている、
「朝鮮学校に『高校無償化』適用を!」
「朝鮮学校はずしにNO!」
「すべての子どもたちに学ぶ権利を!」
集会が、3月31日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた。

寒空の元、4000人以上が参集し、会場は一杯になり、みんなで
日比谷から数寄屋橋、東京駅方面にデモをおこなった。






高校生たち、保護者たち、サポーターも大勢!


発表された「朝鮮学校はずしにNO!すべての子どもたちに学ぶ権利を!3・31全国集会/集会アピール・私たの決意」 はこれ ↓


 http://www.peace-forum.com/seimei/130331.html 

 案じていたが、会場でもデモの途上でも、在特会や右翼団体からの口汚いののしりが
目立った。
高校生だけでなく、もっと若い人たちも参加するなか、彼らがこんな罵声にどう思うのか、
気持ちがざわつく。

見通しの明るくない中、今後も諦めない運動を続けたい。




(編集部・さ)


2013年3月18日月曜日

ふぇみんの1面写真をお願いしている

         宇井眞紀子さんの写真展  のご案内


宇井さんは、アイヌの写真を撮っていらして、この「アイヌ、風の肖像」という
同名の著書もあります。

お近くの方は、ぜひ行ってみてくださいね!