2025年1月30日木曜日

今月も経済産業大臣宛に核燃サイクルや、脱原発に関する要請書を提出しました!

 ふぇみんは2005年から毎月第4水曜日に、経産省別館前で「再処理止めたい!首都圏市民の集い」の市民グループとして、再処理事業からの撤退や原発廃炉を訴える活動を続けています。

 今月も、経産省大臣ほか宛に要請書を提出いたしました!

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経済産業大臣 武藤 容治 様

経済産業省のみなさま 

ふぇみん婦人民主クラブ  

 共同代表 片岡栄子 坂上祥子 二木洋子  

 

私たちふぇみん婦人民主クラブは、1946年結成の全国組織の女性団体です。平和の追求、ジェンダー平等や人権、脱原発や環境保護などの問題に取り組んできています。

2005年から毎月1回、第4水曜日に経産省別館前で「再処理止めたい!首都圏市民の集い」の一員として、活動を続けています。未来世代のことを考え、特に、脱原発には力を入れております。

 

昨年、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)はノーベル平和賞を受賞しました。世界的に大きな話題になり、日本の核兵器禁止条約への参加が望まれています。

経産省のみなさまは、この動きをどう考えられていますか?

 

 「原爆、原発、一字の違い」。経産省は、今、一歩踏み出すべきだと思います。

 

 折りも折、政府は現在、第7次エネルギー基本計画の素案を発表し、今月中に、パブリックコメントをまとめて、正式に発表することになっています。

 その中で原発がいかに扱われているか?が大きな焦点です。政府は、福島第1原発事故後、「二度と悲劇を繰り返さない」をモットーに原発を最小限に抑えてきました。しかし、昨年、民意を無視した閣議決定で、「原発回帰」に舵を切りました。老朽原発を60年まで活用する、

新規建設も許すなど危険この上ない方向に向かってしまったのです。(恐らく、原子力規制委員会の構成が大きく影響していると危惧していますが…)

 これは未来世代を考えると、原発の危険を無視した大きな過ちだと思います。

 

 現在、六ヶ所再処理工場は、どうなっているのでしょうか?26年度中に完成を延期すると報告していますが、すでに核燃料サイクルは破綻しています。政府は、破綻を認め、操業を中止すべきです。

 昨今、地震も多く、南海トラフ巨大地震の報道が頻繁です。万、万、万が一、再処理工場を巨大地震が襲ったら?複雑な“化学工場は、想像を絶する惨事にみまわれるでしょう。

 

○まず、プルトニウムや硝酸溶液を運ぶ配管は、1300㎞に及ぶ長大なもの、これが破断したら?

○全国から集められた使用済核燃料は、3000tもあります。万が一冷却水が流出したら?

○高レベル廃液の貯蔵タンクは245㎥あるが、その厚さは非常に薄くて、地震に耐えられそうもない。

 これだけ考えても、核燃料サイクルをこれ以上続けることは、中止すべきです。

 高レベル廃液の安定固化は急ぐべきです。人がそばに立てば、即死すると言われています。

原子力規制委員会は、高レベル廃液の扱いを、厳しく監視し、稼働を認めないよう見直してください。余剰プルトニウムは、これ以上増やさないでください。

 

 なぜ、これほど危険な政策を続けるのでしょうか?実はその影には、

日本の原爆製造という目的があるのではないですか?

未来世代を裏切る欺瞞です。

 

要請

1、 超危険な核燃料サイクル政策の破綻を認めてください

2、 原発、中間貯蔵施設の運転・建設を中止してください

3、 再生可能エネルギーに力を注いでください

4、 福島原発のアルプス処理汚染水を海に流さないでください

5、 核のごみは、これ以上増やさないで、再処理をせずに直接処分することにしてください